住まいと終活|はじめての終活・生前整理

住まいと終活|はじめての終活・生前整理

目次

年金暮らしの私。

いざという時は施設に入りたいけど、どんな施設があるんだろう?

費用が抑えられるのは「特別養護老人ホーム」です。

施設にも様々な種類があるため、自分にあった住まいを見つけていきましょう。

あなたにあったこれからの住まいは?

主な施設の種類とは?

施設

|自立型施設・住宅

①住居型有料老人ホーム
・必要最低限のサービスを備えた民間のスタンダードな老人ホーム。
・食事のサービスや家事などの生活サポートがあり
・レクリエーションも充実
・要介護になると住み替えの必要がある
■月額:10万~100万円目安
➁ケアハウス自立型
・許可を受けた民間企業、社会福祉法人、医療法人などが運営する。
・低額な料金で利用できる
・待機者が多い
・対象は60歳以上/理由があり家族と暮らせない/日常生活に不安がある人が対象。
■月額:7万~20万円目安
➂シニア向け分譲マンション
・所有権が得られ、リフォームや売却が可能
・バリアフリー仕様
・必要に応じたオプションサービスあり
・高齢者が生活しやすい環境が整っている
・サポートスタッフが24h常駐。
■物件購入費:1,000万~1億円目安
■月額:10万~30万円目安
➃サービス付き高齢者向け住宅
・バリアフリーの賃貸住宅
・安否確認と生活相談サービスが100%備わっている
・食事のサービスはオプション選択
・要介護認定を受けている人も入居は可能
・要介護になると介護費用が高額になり得ることあり
■入居時費用:0~100万円目安
■月額:10万~25万円目安
⑤シルバーハウジング
・バリアフリーの公営または、都市再生機構が運営する賃貸住宅
・健康な人しか入居できない
・緊急通報装置や見守りセンサーなどが付き、生活支援サービスが受けられる
・需要が高いため、空室は少ない
■入居時の敷金:家賃の1~3ヵ月分
■家賃:1~10万円目安

|介護保険施設

⑥特別養護老人ホーム
公的な施設で「特別養護老人ホーム」のこと。原則は要介護3以上となります。低所得の場合は住居費や食費が軽減されます。おおよそ申込から入居まで数カ月、長いと数年かかる場合も。「看取り可能」な特養もありますが、常時、医療が必要になった場合は、入院しなければなりません。
■入居時費用:0円
■月額費用:5万~15万円目安
⑦介護老人保健施設
在宅復帰を目指してリハビリを行う施設。平日の昼間は医師が常駐し、看護師やリハビリ技師も配置されている。滞在期間は原則3ヵ月。3ヵ月を経過した際は、リハビリが必要と判断されれば更新することができる。
■入居時費用:0円
■月額:5万~16万円目安
⑧介護療養型保健施設
対象は65歳以上で要介護1以上の人が対象。看護士の配置が義務付けられ、痰の吸引や胃ろう、酸素吸引といった医学的管理下でのケアが充実しており、リハビリをして「在宅復帰」を目指す。看取りケアやターミナルケアを充実させている施設も多くなっている。
■月額:6万~15万円目安
⑨介護付き有料老人ホーム
自立しているといから入居でき、要支援・要介護者が介護を目的に入る施設。
24時間365日介護が受けられる。食事や入浴は施設で決められたスケジュールの中で生活。入居後に要介護度が下がると退去の可能性もあるので注意。
■入居時費用:0~数千万円目安
■月額:10万~100万円目安
⑩ケアハウス介護型
65歳以上で要介護1以上の高齢者が対象。食事・生活援助サービスだけでなく、入力や排せつ、機能訓練、療養上の世話なども行える。
認知症や看取りの対応をしているところもあり、介護度が上がっても退去する必要はない。
■入居時費用:0~数百万円目安
■月額:7万~20万円目安
⑪グループホーム
65歳以上で要支援2以上の認知症の人が、5~9人で共同生活を送る施設。自分で出来る家事を分担するなど、アットホームな雰囲気で過ごせる。住んでいる地域の施設にしか入れず、共同生活ができなくなると退去の可能性もあるので注意。
■入居時費用:10~100万円目安
■月額:10万円~20万円目安

自宅で生活する場合の留意点

―自宅でのリスクに備える

都内を中心として救急搬送された高齢者を事故別にみると、なんとその8割が転ぶ事故。内半数以上が屋内での転倒と、視力の低下や体力の低下に伴いリスクが高まります。けがを防ぐためにも住まいを整えていく必要が。

バリアフリーにリフォームをする場合には、補助金が利用できたりもするため、地方自治体への問合せや、介護などが発生しており介護保険を利用されたい場合は、地域包括支援センターの担当のケアマネージャーさんなどに相談をしてみましょう!

—補助金が見込めるリフォーム事例

  • 入口周辺の段差をなくす
  • 扉を引き戸にする
  • 入口を広くする
  • 浴室などに手すりを取り付ける
  • 浴室の床をすべりにくい素材にする
  • ヒートショック防止に浴室の断熱性を高める など

補助金制度は、主に次の3つから支給されています。

  1. 自治体
  2. 介護保険

各種、条件が異なっていた李するので、お住まいの役所や介護保険の利用をご検討の場合はケアマネージャーさんへ相談してみてください。

ひとりでも安心。高齢者の見守りサービス

高齢者の見守りサービスとして、配食サービスのような「訪問型」の他、「センサー型」や「GPS」などの様々なタイプが存在します。地域包括支援センターの相談員に相談すると、どのようなサービスがあるのか、どのようなサービスを利用した方が良いかアドバイスももらえるので、是非活用を。

見守りサービスの3つのパターン

  1. 訪問型:高齢者の自宅を定期的に訪問
  2. センサー型:センサーで異変を検知
  3. GPS型:GPS機能で居場所を検知

➀訪問型
転倒や急変時の救援など、何か異変や困りごとがないかを確認してくれるサービスです。社会的な孤立の防止につながります。
郵便局など、様々な企業が訪問サービスを提供していますが、民間サービスを申込む前に、地域包括支援センターに相談をしてみましょう。
②センサー型
転倒や急変時に、玄関やお風呂などに設置したセンサーによって異変を察知し、緊急通報してくれるサービスです。
心拍や呼吸、体動、血圧、体温などを計測するウェアラブルのタイプもあるので、体調管理に役立てられます。
③GPS型
認知症の有る方の徘徊などにも対応し、GPSで感知した際に、緊急通報してくれるサービスです。

訪問型の配食サービスなどは、栄養バランスも考えられた食事が叶い、安否の確認もしてもらえたりとあんしんのサービスとなっています。ご自身のこれからや、親のこれからを考えた際に、検討してみるのも一つかもしれません。